こんにちは!管理人のshioriです!
日本各地の動物園には多くの展示動物がいますが、そんな中でも多くの人々を虜にしているのが“ハシビロコウ”です。
ほとんど動かないのにグッズまで大量に作られるほど人気だなんて、とってもコスパの良いアイドルですよね(笑)
次週(1月25日)のダーウィンが来た!では、そんなハシビロコウについて放送するとのことなので、より楽しめるように今回も予習していきたいと思います!
ハシビロコウの特徴
外見
体長は110~140cm、翼開長は2m超えの大型の鳥です。
約20cmの巨大な嘴を持ち、木靴(木材をくり抜くなどして作られた、主にヨーロッパの農村や湿地帯での作業用の履物)のような形をしています。
この、“嘴が木靴に似ている”ということから、ハシビロコウの英名“Shoebill”がつけられたようです。
嘴の先端は鋭いフック状になっており、これで魚や爬虫類をしっかり捕えることができます。
羽は青みがかった灰色で、目つきは鋭く、幼鳥の目は黄色ですが成長するにつれて青色に変化していきます。
足の指は湿地で沈まないようにするため、鳥類で最長クラスに長く発達しました。
行動
静と動
ハシビロコウは数時間ほぼ動かずに立ち続けます。
これは、魚が水面に上がってくる瞬間を待つための“狩猟戦略”ですが、獲物を見つけた瞬間には一気に飛び掛かります。
このハンティング方法は約60%の成功率を誇っています。
まさに“静と動”を上手く使い分けていますね。
クラッタリング
ハシビロコウは基本群れを作らず、つがいでも距離を置いて生活しますが、求愛や威嚇、コミュニケーションの際には「ガタガタガタ…」と大きな音を出す“クラッタリング”を行います。
生態
主にハイギョやナマズ、ティラピア、カエル、ヘビ、小型ワニなどを食べます。
繁殖期には1~2個の卵を産み、夫婦で協力して子育てをします。
暑い日には嘴で水を運んで卵を冷やすこともあるそうです。
寿命は野生では約35年、飼育下では50年ほどです。
正直、インコ類などに比べると「体の大きさの割にあまり長生きしないんだな」という印象を受けました。
ハシビロコウが人気になるまで
当初は知る人ぞ知る存在
こんな特徴的なハシビロコウですが、日本に来た当初は特段人気ではなかったようです。
初めて日本の動物園に来たのは1973年、伊豆シャボテン公園などで展示され始めます。
この時期はまだ一般的な知名度は低かったと言います。
じわじわ話題に
2000年代後半から2010年代初頭になると、上野動物園や千葉市動物公園などで展示が増え、観察できる場所が広がりました。
ネット環境も充実してきた頃合いも相まって、「動かない鳥」という特徴がネットで徐々に注目され始めます。
人気大爆発!
ついに、“ハシビロコウ大革命”が起こります。
2013年に千葉市動物公園の「第1回動物総選挙」で、なんと、1位を獲得したのです!
これが大きな話題となり、テレビやSNSで一気に拡散されました。
同年に那須どうぶつ王国のハシビロコウ3羽が一般公開され、命名式も話題となりました。
人気を確固たるものに
ここから“ハシビロコウの時代”が始まります。
2010年代後半から現在にかけて写真集や書籍が発売され、メディア露出も増加していきました。
“動かない鳥”としてのユニークさが広く知られ、全国6箇所でしか会えない希少な鳥として注目度が一気に高まりました。
因みに、私の実家のリビングにも、毎年ハシビロコウのカレンダーが鎮座しています(笑)
この歴史を見ると、前々から展示はされていたものの、ネットの普及や動物園のイベントによって人気が一気に加速したことが分かりますね。
巨大な嘴と眼光の鋭さの理由とは?
さて、次週のダーウィンが来た!で注目する“巨大な嘴”と“眼光の鋭さ”ですが、なぜ他の鳥に比べてここまで嘴を大きくし、人相の悪い(笑)表情を獲得したのでしょうか?
“挟む力”と”保持力”の獲得
ハシビロコウはハイギョやナマズなどの大型で力強い魚を主食とします。
これらの魚は暴れやすく、普通の鳥の嘴では保持することができません。
しかし、ハシビロコウが持つ幅広で頑丈な嘴があれば、獲物を挟んで逃がすことなく採餌することができます。
“すくう”と”運ぶ”に最適
ハシビロコウは、水面に浮上した魚をバケツで水ごとすくい上げるような動作をします。
幅の広い嘴は、この“すくい取り”に最適化されているのです。
また、暑い日には卵やヒナを冷やすために親鳥が嘴に水を含んで巣に運びますが、これも大きい嘴だからこそ成せる技と言えますね。
一点集中の狩りに必須
ハシビロコウは数時間ほぼ動かず、水面のわずかな揺れや魚の呼吸による泡を見逃さない様に集中します。
この“不動”と“凝視”の組み合わせが刺すような眼光に見える理由の1つです。
このほかにも、ダーウィンが来た!の予告にもあるように、“他の鳥に比べて目が前の方に付いている”こと、“「眉」にあたる部分がせり出している”ことも眼光の鋭さに影響しているようですね。
この辺りは次週の詳しい解説を楽しみにしましょう!
こんな存在感でも実は絶滅危惧種
こんなにも存在感ばっちりなハシビロコウですが、実は国際的に絶滅危惧種に選定されているとても希少な鳥類なのです。
1997年には12,000~15,000羽いましたが、現在では5,000~8,000羽と、たった30年ほどで半減しています。
この主な原因としては農地開発や放牧、焼き畑による巣の破壊、石油採掘などによる湿地の破壊が大きいとされています。
アフリカの淡水湿地に依存して暮らすハシビロコウにとって、この湿地が失われると狩場と営巣場所の両方が失われてしまうため、この“湿地の破壊”はとても深刻な問題となっています。
アフリカの人々にも暮らしがありますから、ハシビロコウの暮らしとの双方を守っていけるように考えていきたいところですね。
まとめ
いかがでしたか?
今や絶大な人気を誇るハシビロコウですが、初めから人気だったわけではないんですね。
SNSなどを通じてじわじわと虜になる人が増えていったようです。
ハシビロコウの特徴である“不動”、“巨大な嘴”、“鋭い眼光”はそれぞれ生き抜くために必要なものであることも分かりましたね。
次週のダーウィンが来た!のタイトルには「強く優しい!」と記載があります。
一体、どういった部分なのかがとても気になりますね。とても楽しみです!
それでは、本日も最後までご覧いただきありがとうございました!

